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ニセコだより

北海道のニセコから、春夏秋はクライミング、冬はバックカントリーを中心に、最新のアウトドア情報を発信します。

 
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小樽赤岩 三つの岩塔 マジックホール 先輩の威厳

小樽赤岩 三つの岩塔
ベルギー岩 マジックホール登攀(1p10m3級,2p27m6級-)全ピッチリードKさん、フォロー自分
久しぶりにザイル(今日はロープとは呼びたくない)を大先輩のK本さんと結んだ。
お互いワンゲル出身。
山を感じられるクライミングが共通の価値観。
今回は、氏の赤岩6級コレクション完結に向けたトライに誘われ同行。
1p:ボロボロ。ルンゼ状の土に刺さった岩岩を手掛かりに
2p:※注意※このピッチのリードは、高度な総合力が必要。
ボロボロが続く。更にスナスナ。
チムニー内は不安定なホールドがもげない様に常に注意して動く。
頭をつかえた所で、キャメ5#の出番。
そこからトラバース気味にチムニーから脱出。
露出感MAXの出口は悪く、自分はフォローでのフォール。
その後は、濃い漆の木を漕いで憩いの天辺へ!

ここは別世界
苔の絨毯と、6畳のペントハウス。
晴天の元、余韻に浸り、20分の憩い。

懸垂下降し、取り付きへ。
弁当食べて、がっかり岩 The Fore Play 6級
自分の今回の目標ルート。
脆い部分も少なく快適なハンドクラック。
傾斜も無いので、NP初級者の自分でも落ち着いてセット可能。
無事完登し、棚岩のスラプ5.10dでサンドバックにされ終了。

本当の強さとは

尊敬できる先輩の大きな背中から
ありあまる刺激を頂けた1日に感謝。
20201009215756af0.jpg

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2017.11.17 小樽赤岩

石狩湾低気圧 5.13a  1989年 初登:吉田和正氏

1、出会い
1997年夏。
1996年10/19に第二登した三和史朗氏に連れられ訪れた際、
「翼あるもの 1999年初登 当時5.13d/14a 第2登吉田 貢氏2017.10.1 ホールド欠損によりグレードアップ 5.14a(仮)
にトライする吉田さんをポカンと見上げた。
正に、ポカンだ。
当時フライフィッシングに傾倒していた自分は、10台がやっと。
実際、その日も、44フェイスにある 「ベルボトム 5.11b」をトップロープでもコテンパンにサンドバッグ状態。
13aとプロジェクト中のラインの違いなど理解不能。
こんなところを人は登れるんだぁ、と別世界。

2、再会
2007年7月1日
再登者の一人、T田氏と共に、訪れた久しぶりのクリスタルフェイス。
氏は、スラスラと同ルート横のスパイダーショットを登り、トップロープセット。ついでにどう?と、3ピン目までお触り。
ムーヴはできて、面白いかも!?と印象を受ける。

前後で、トライをしたくても、ボルトが荒廃し、リードトライを退けている事を耳にする。

3、リボルト
登りたいルートで、ボルトがアヤシくて怖いなら自分でなおさなくては、で。

同小樽赤岩にて、2012年マグニチュード 5.12d(OGNさんに教えを乞う)
2014年ミスターオタル 5.13a(Zさんにハンマードリル貸して頂く)

各ルートのレッドポイントを経て、やっと土俵に立てたかな?
と、2015.6~7月の4日間で終了点と中間支点7本をリボルト。
極力、初登者の気持ちを味わえるべく、同一箇所に接着式のアンカーを設置。
結果、終了点と泥っぽい下地の4ピン目に新しい穴を開け、岩への影響を最小限を心掛けた。

4、トライ初年度2015年
8月にトライ開始。
場所柄、パートナー難民に陥り、同年は4日15トライ。
早々に、 奈良さん、貢くんはレッドポイント。
自分は、トップアウトはおろか、核心ムーヴもできず。

5、トライ2年目の2016年
6月にトライ再開。
夏のコンディションの悪さに辟易し、トレーニングのつもりで安易に取りついた
「沼崎新道 5.12c」でスタック。未だ完登ならず。
しかも、コンディションの良い時には、自分をルートにフィットさせる時間が足りず、無念の核心越えてのフォールで終了。
7日22トライ

6、トライ3年目の2017年
昨年の反省を踏まえ、浮気心を抑え、悪コンディションでも泥臭く通うスタイルに変更。
しかし、夏の状態は相変わらずのひどさで、日数とトライ数だけが嵩んでゆく。

秋になり、ムーヴも更に整理が進み、着々を完登が近づく実感。

9月。萩原 亜咲さんの女性初登(通算6トライ)のビレイは、自分が登れたかの錯覚を得る程、入り込めた。

10.11月。惜しいトライも2日。
まさか、あそこで!?と、自分の不甲斐なさも、現実。
今季8日22トライ

7、2017.11.17 晴れのち曇り 気温5度 微風 湿度60%前後
先週の感覚を忘れず、コンディショニングと仕事の都合を整え、岩の前へ。

その日の一便目。ウォームアップのつもり。
ビレイヤーは、トレバー。リボルト後、初再登の奈良さん、トライ中のエーコちゃんに見守られ登り出す。

寒さと岩の冷たさは、当たり前。
力を温存し、3ピン目へ。
いつもなら、クリップしたら一旦ロープにぶら下がり、岩のコンディションを確かめつつ、上部までの動き確認するのだが、思ったよりも身体がスムーズに動いている。
よし!、と気持ちを切り替え、ぶら下がらず次の一手を出す、成功。
いつも苦手な所も、先週発見したムーヴで危なげなくこなし、トラバース後のクリップ&レストポイント。
これは、行くしかないと改めて集中。 疲れは45%ほどか?

息を整える事と次のレストポイントまでのムーヴを思い出す事に集中し、
1分半休んで、動きだす。

安定して、次のクリップとレストポイントへたどり着く。
ここは、ほとんど足だけで休めるのだが、レストが下手な自分は、とりわけ呼吸と、完登への焦りを沈める事に集中。
先日落ちたムーヴのイメージは悪いままだが、前よりは疲れていない。
2分ほどレストし、呼吸は整った。

きっと、大丈夫。 自信をもって登りだす。
先週落ちた所で一瞬躊躇するも、なんとか右手を止め、すかさず次の左手を出し成功。 クリップ。

あとは、いつもより更に慎重にゴールをクリップ。
やった!やっと登れた・・・ 喜びが爆発! 

完登まで2年3か月。通算ピタリ60便 長い道のりでした。


今日の良き日は、様々な人々との数奇な巡り合わせの賜物です。

導いてくれた諸先輩
協力を惜しまず、背中を押してくれる仲間
共に一喜一憂し、岩場で集うクライマー
元気な身体に産み育ててくれた両親
なかなか成果が出なくても、愚痴る事なく、温かく見守ってくれる家族

すべてに感謝し、次の一歩に踏み出します。
いつも本当にありがとうございます。

2017.8.4小樽赤岩

最高のコンディションを期待して訪れたが、どっこい8月は甘くない。
狙いのルートは、出だししっとり…。
スラブへの立ち込みでスリップし、すねを痛打…。
核心部も安定のぐっちょり継続中。
しかも、先週よりも酷く、ムーブを起こせず…。
失意で地上へ。

Trevの狙い「サバイバル5.11a」をビレー。
厳しい核心部ができず。

見てたら、やってみたくなるのが人情。

狙いは、赤壁クラック中間終了点へトラバースして終了するサバイバルの核心部から直上しトップアウトする「ニューウェーブ5.11b」
結果は、二便ともトップアウト。

で、分かった事2つ。
①二年前、再登できたサバイバルの核心部でフォールしており、当時より下手糞になった。
②便数を出すクライミングに傾倒しすぎて、オンサイト能力が落ちた。

現実と向き合い、努力が必要と痛感。

それにしても、ニューウェーブの核心(ハング直上Ver)は、とても印象的で楽しく、再訪が待ち遠しいです。

2017.7.28小樽赤岩

雨の中、頑張って登った人々
Trev.ASK.NRさん.E-koちゃん.SKRちゃん.KRTさん
天気予報を裏切り、前夜から雨。
午前中は曇り。

良いタイミングで、Trevは宿題の「ベルボトム 5.11b」を気合のRP! 正に、手に汗握るナイストライでした。

雨が降りだし、西奥へ移動。
先に到着していた皆さんも、雨に濡れたホールドに苦労しながら、それぞれのルートにトライ。

宿題は、かぶっているので、雨の影響は少ないですが、核心部のコンディションはぎりぎりムーブが出せる感じ。感覚を掴む為、二便出しましたが、核心の一手はできず。

※登っているのは、ASKです。

とかげの洞窟に移動。
KRTさんの応援と、天安門広場 5.12b/cセッション

ウィナーは、ASK! 4便でRP

2017.6.30小樽赤岩

一月前の記録
メンバーは、Trev、S平くん。
今日も30℃で暑い。しかも、湿度もすごく風なし。
本命の宿題は、ベシャベシャに濡れており、乾いていそうな壁の上部へ。
5.10bなれど、あなどれない!
無事、三人ともOS.FS.リピートできました。

Trev渾身のOS

S平くんは、天才肌! 少ないクライミング経験ながら、FS

海を泳ぐ男 の取りつきから、貴重な遠景写真。
NRさん、感謝です!


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